著作権:「よろず商い あぶらや」
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最終更新日:2007年3月25日
4.注文成立時の注意
注文は出したものの、思いもよらず『約定』(注文の成立)しない場合があります。
このような場合に人は焦り、心理的なミスを誘発し、思わぬ失敗をするものです。このコーナーでは、そのような失敗を防止する方法を解説します。
4−1.思い通りの値段にならなければ注文を取り消す
後で冷静に考えると、「なぜこんな価格で買ったのか」と思うような金額で注文してしまっていることが実際に発生します。完全にメンタル的(心理的)な失敗です。
投資銘柄を決定すると、「どうしてもその銘柄株を買いたい」と言う気持ちが強くなりすぎて、自己保有欲求と云う精神的要求に負けて、高値で買ってしまったりするのです。
目的とする銘柄の株価が想定以上に高い、あるいは安い場合は、『注文取消し』または『注文見送り』とし、しばらく様子を見るべきです。
なぜなら、想定外の価格になること自体が、自分の投資判断の誤りだからです。
4−2.注文予定銘柄の急激な下落
思いもよらず『悪い材料』が出た場合の下落は急激です。
「買い建て」(ロングポジション)を狙っていた場合は、躊躇無く『注文取消し』または『注文見送り』を決行して下さい。
最初から分かっている材料が出ての下落で『空売り』(ショートポジション)狙いの場合にはこの限りではありません。
しかし、明らかに『一時的』であるような場合は、この限りではありません。
『一時的』とは、うわさが流れて株価が下がった(上がった)が、うわさが事実とは思えないとか、すぐに事実ではないと判明した時などです。
いずれにしても悪材料の確証はあるのか、インターネットで検索して確認することが重要です。
もし、事実無根な情報であれば、絶好の「買い建て」のチャンスですし、事実であれば「空売り(売り建て)」のチャンスとなります。
注)
『空売り』で儲けることは、『火事場泥棒』のように他人が困っているのに、自分だけ儲けを得ると云うことで、道徳的に抵抗があると云う方もおりますが、現在は一般投資家でも日常的に実施しています。『投資手法のひとつ』として、理解して下さい。とは言っても、それなりの投資センスが必要であることは間違いありません。
4−3.注文予定銘柄の急激な上昇
ストップ高のような急激な上昇が発生した場合、「買い建て」を目指していたからと言って、あわてて買い急ぐ必要はありません。
ストップ高は3日以上継続することはまれですし、次の日に下落する可能性も強いです。
特に想定しないストップ高の発生である場合には、どのような材料に反応しているのか確認して下さい。
一時的な材料でストップ高を付けてしまうと、『材料出つくし』で次から下落傾向に転じる場合もあります。
ストップ高の銘柄は売買のタイミングが非常に難しいので要注意です。
4−4.マーケットメイク銘柄の注文方法
マーケットメイク銘柄の売買には、ストップ安やストップ高がありません。
一度火が付いた銘柄は一日の中で株価が2倍になったり半値になったり、大幅な変化をします。
このために注文は『指値』注文のみとなっています。
『成行き』注文は出来ません。
出来るだけ速く注文を成立させるためには、板(トレーディングボード)上の「売値」と「買値」の中間の価格を指値で指定するのがベストと思います。
値動きが早い時には少し間隔を置いたところ(買いであれば現在の買値より高い価格)に指値を入れて、しばらく待つことをお勧めします。
但し、指値はあくまで事前に想定した売買価格の範囲内であるべきです。
注)マーケットメイク銘柄ではサーキットブレイクと言う制度があります。
売買の勢いが強く上昇や下落の幅が大きすぎる場合に、投資家の頭を冷やす意味で15分程度の売買停止時間を設けています。この時間を利用して次の戦略を考えると言う意味では有効な時間です。
しかし、ほとんどの場合高騰だったら更に高騰するのが常です。高騰から下落に転じた場合は、かなりの下落になる可能性がありますから、注文を見送って様子を見て下さい。
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